Paraviewを用いた3Dデータ表示 ================================ ここでは、Paraviewを用いてR2D2の計算結果を三次元表示する方法を説明する。 データ準備 -------------------------------- すでに計算を実行していて、何らかのデータが準備できている状況を想定する。 データをParaviewで扱うためにVTKフォーマットに変換する。 変換後に用意するべきデータは - ある物理量の三次元データ - ある物理量の ::math:`\tau=1` でのデータ それぞれのデータのためにpyR2D2では以下の関数が用意してある。 :meth:`pyR2D2.write.vtk.write_3D` :meth:`pyR2D2.write.vtk.write_3D_vector` :meth:`pyR2D2.write.vtk.write_optical_surface` 例えば、以下のようにして実行する .. code:: python run init # 初期設定 d.read.qq_3D(100) # 100番目の3次元データを読込 bb = sqrt(d.qq['bx']**2 + d.qq['by']**2 + d.qq['bz']**2) # 磁場の強さを計算 d.read.tau(100) # 100番目のtau=1の2次元データを読込 pyR2D2.write.vtk.write_3D(bb,x,y,z,'bb.vtk','bb') # 変数名をbbとしてファイル名bb.vtkに3次元データを出力 pyR2D2.write.write_optical_surface(d.qt['in'],d.qt['he'],y,z,'in.vtk','in') # 変数名をinとしてファイル名in.vtkに2次元データを出力 Paraviewを用いて3次元表示 -------------------------------- `Paraviewのサイト `_ からParaviewをダウンロード。Windows, Linux, macOSのそれぞれのソフトウェアがあるのでインストール方法は各自確認すること。ここでは、macOSでの利用方法を示すが、確認している限りは、Linuxでもほとんど同じ。ここでは非常に簡単にParaviewの使い方を説明する。詳しくはParaviewの公式マニュアルなどを読むこと。 1. まず右上のファイルアイコンをクリック .. image:: _static/figs/paraview/paraview01.png :width: 600 px 2. Pythonで生成したファイルを選択。2次元, 3次元ファイルどちらも選択する。一個一個選択しても良いし、一度に選択しても良い。時系列データの時は、すべてを一度に選択するとアニメーションを作りやすい。 .. image:: _static/figs/paraview/paraview02.png :width: 600 px 3. Applyをクリック。選択した二つのデータが表示される。 .. image:: _static/figs/paraview/paraview03.png :width: 600 px 4. 2次元データの方は、すぐに面として表示されるが、三次元データは表示方法を選ぶ必要がある。 .. image:: _static/figs/paraview/paraview04.png :width: 600 px 5. 三次元データのボリュームレンダリングが行いたいので、Volumeを選ぶ。 .. image:: _static/figs/paraview/paraview05.png :width: 600 px 6. 三次元データのボリュームレンダリングが表示されるので、便宜描画を回転させるなどして、解析する。 .. image:: _static/figs/paraview/paraview06.png :width: 600 px 最終更新日:|today|